「パーマネント呪文が解決されて戦場に出ることは効果か」という未解決問題がある。
自分にはそれは効果であるとしか思えないだが、その自分なりの根拠をまとめておく

1.「呪文を唱えるとは、やがて解決されてその効果が発生するよう、それを現在ある場所(通常は手札)から取り、スタックに置き、コストを支払うことである。」
601.2. To cast a spell is to take it from where it is (usually the hand), put it on the stack, and pay its costs, so that it will eventually resolve and have its effect.(後略)
呪文に関して制限が加わっていない。
つまり、インスタント呪文、ソーサリー呪文に関わらず、全ての呪文は解決時に効果をもたらすように読める。

2.「呪文や起動型能力、誘発型能力は、解決されると、1つまたは複数の単発的効果または継続的効果を発生させる。」
609.1. (中略)When a spell, activated ability, or triggered ability resolves, it may create one or more one-shot or continuous effects.(後略)
上記と同様。
呪文の解決時、パーマネント呪文でも1つ以上の単発、継続的効果をもたらす。
これが「その呪文を戦場に出すこと」以外を指すとは思いにくい。




《倍増の季節》+《宝石鉱山》問題も絡めて、「置換効果を適用したイベントは呪文や能力の結果発生してるもの」ではないか?という別件の問いがあるので少し整理


「置換効果」は「イベントを置換する」を行うだけである。
重要なのは「効果」が主語にならない、と言う点のみ。
「呪文や能力の結果」起こるものが効果であり、「呪文や能力」が主語なんだから、「効果を適用した結果、効果が発生する」ことはありえない。

#ただ、その呪文や能力は「そのイベントを引き起こしている(cause to do)」のは注意


また、それが効果だと仮定した場合、その置換効果を適用した後に効果になるものは「単発的効果」だろうか?それとも「継続的効果」だろうか?
前者の場合、それを生み出した呪文や能力はなんなのだろうか?
後者の場合、それは「呪文や能力の結果発生するもの」か「常在型能力が生み出すもの」のどちらだろうか?

完全な検証はしていないが、全てにおいて破綻する気がしている。

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