1.フェイジング
502.1. まず、アクティブ・プレイヤーがコントロールしているフェイジングを持つすべてのフェイズ・イン状態のパーマネントはフェイズ・アウトするとともに、フェイズ・アウトした時点でアクティブ・プレイヤーがコントロールしていたフェイズ・アウトしている全てのパーマネントがフェイズ・インする。これらはすべて同時に発生する。このターン起因処理はスタックを用いない。rule 702.24〔フェイジング〕参照。
702.24a フェイジングは、アンタップ・ステップのルールを変更する常在型能力である。各プレイヤーのアンタップ・ステップの間に、アクティブ・プレイヤーが自分のパーマネントをアンタップする前に、そのプレイヤーがコントロールする、フェイジングを持ったパーマネントでフェイズ・イン状態にあるものは「フェイズ・アウト/phase out」する。同時に、そのプレイヤーのコントロール下でフェイズ・アウトしていたフェイズ・アウト状態のパーマネントは「フェイズ・イン/phase in」する。
後者の記述は前者の記述の何も変更していない。
つまり、「フェイジングは、アンタップ・ステップのルールを変更する常在型能力である。」という記述は意味がない記述である。
ルールは既に書かれているルールの通りである。


2.ダメージ割り振り順と「破壊されない」
 2対以上のクリーチャーにブロックされたクリーチャーは、コントローラーが決めたダメージ割り振り順に従いダメージを割り振ることになる。
 このとき、以下のルールに従う必要がある。
510.1c (中略)しかしながら、ブロック・クリーチャーに戦闘ダメージを割り振るには、ダメージ割り振り順においてそれよりも前にあるブロック・クリーチャーすべてに致死ダメージが割り振られていなければならない。(略)
よく見ると「クリーチャーに致死ダメージ割り振られている」必要がある。
つまり、「3ダメージを受けている《ダークスティールの歩哨》」→「《ルーン爪の熊》」の順にダメージを割り振る場合、《ダークスティールの歩哨》に1ダメージは割り振らないと致死ダメージにはならないように読める。


3.《Reincarnation》
Choose target creature. When that creature dies this turn, return a creature card from that graveyard to the battlefield under the control of that creature’s owner.
現在のオラクルでは「that graveyard」が指すgraveyardが文章から読み取れなくなっている。
これは、「dies」=「is put into the graveyard from the battlefield」の中の「the graveyard」を指すのだが、「dies」が何か知らないと困る可能性がある。

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