(完全なミス修正、指摘ありがとうございました。)

某所を見つつ雑感を書いておく。
以下は、自分がCRを見て持っている解釈であり、裁定ではないことに注意して欲しい。


特性とは以下のものを指す。
名前、マナコスト、色、カードタイプ、サブタイプ、特殊タイプ、エキスパンション・シンボル、ルール文章、能力、パワー、タフネス、忠誠度、手札補正子、ライフ補正子
このうち、色、能力は他の特性から導き出される。(CR202、CR706.2a)

#他の特性も継続的効果も関係ないところから導きだされる忠誠度などという特性もあるがそれは置いておく。
飛行機械の鋳造所/Thopter Foundry  (白/黒)(青)
アーティファクト ARB, アンコモン
(1),トークンでないアーティファクト1つを生け贄に捧げる:飛行を持つ青の1/1の飛行機械(Thopter)アーティファクト・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。あなたは1点のライフを得る。
このカードが戦場に出すトークンの特性はどうなるのだろうか?
継続的効果は考えないとする。
存在するものだけを記述すると以下のようになる。

名前:飛行機械
色:青
カードタイプ:アーティファクト、およびクリーチャー
サブタイプ:飛行機械
ルール文章:「飛行」
能力:飛行
パワー/タフネス:1/1

このオブジェクトのコピー可能な値、つまり印刷されている特性だけを抜き出すとこうなる。


名前:飛行機械
カードタイプ:アーティファクト、およびクリーチャー
サブタイプ:飛行機械
ルール文章:「飛行」
パワー/タフネス:1/1


なんと、色の情報が消えてしまった。
ここで冒頭に戻る。

・「色、能力は他の特性から導き出される。」

飛行という能力は「飛行」というルール文章から導きだされていたのだ。
つまり、件のトークンの色が青の場合以下の事実が存在している。

・「存在しないマナコストから、青という色を導き出している」

これは明らかにルールの矛盾である。



今は、これが正しいものとして考えてみようか。
つまりここには{U/NULL}という謎のマナコストが存在している、と仮定することができる。
色を定義する、という目的のためだけに存在するマナコストが通常のものとは別に存在する、という解釈だ。
これならば、飛行機械のコピー可能な値は以下のようになる。

名前:飛行機械
マナ・コスト:{U//NULL}
カードタイプ:アーティファクト、およびクリーチャー
サブタイプ:飛行機械
ルール文章:「飛行」
パワー/タフネス:1/1

これによって、直感通りに、そして他のルールに大きな影響を与えずにコピーすることができるようになった。
例の《ヴォルラスの多相の戦士》《Vesuvan Doppelganger》が色をコピーしない問題も解決できる。


とはいえこれは脳内ルール、実際はどうなることやら……

コメント

nophoto
Dai-NIHA
2011年7月21日14:54

某所の話はおいといて、
>《ヴォルラスの多相の戦士》が色を
Vesuvanでは。

BOOOT
2011年7月21日15:25

>Dai-NIHAさん
《Vesuvan Doppelganger》ですね!

orz